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ブルートゥクスは、400年目のガガーレイニウス祭のおり、突如ユーグネーロのもとを訪れ、こう言いました。
「あなたはなんて立派な人だ、あなたはやがてエンペルに、いや、世界を統べる王になるお方だ。
私はあなたのような上司に仕えるために生まれてきたのです。是非私を部下として雇ってください。」
そう言われて気を良くしたユーグネーロは、彼の素性もろくに調べず、彼を執政補佐官として雇い、利口で様々な助言をしてくれる彼に対し、すぐに信頼を置くようになったのでした。
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