第一章「ゲーセンの王者」

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自己紹介をしよう。 俺の名前は「雪鈴 月華(ゆきすずげっか)」、17歳(よくラノベみたいな名前だと言われる)。 自分で言うのはちょっとアレだが、俺はかなりのゲームオタクであり、 とくに太鼓の達人に関しては圧倒的な腕前と知識を持ってる自信がある。 ほぼ毎日ゲーセンに通う日々。太鼓の達人を中心にあらゆるゲームを鍛えこんで手に入れたこのスキルは誰にだって負ける気はしない! …と、こんなことばかりやっているせいか、まともな青春やら恋愛なんかはまるでさっぱりだが、そんなことはわりとどうでもいい。 興味があるやつがいるわけでもないし、今は俺はそんなことよりもゲームがもっとうまくなりたいとしか考えてないからな! ていうか、むしろ彼女とかいたらゲーセンに引きこもってゲームできないじゃん? そして、さっき俺をゲーセンから引きずりだしたこの男は俺の友達… 「山吹雷光(やまぶき らいこう)」だ。俺と同じくゲーム好きだ。俺ほどじゃないけどな! 高校入学してからいつもつるんでいる親友だ。
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