第一章「ゲーセンの王者」

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自転車を走らせること15分ほど。ホームへと到着。 「さあて、いっちょ暴れるかあ!」 俺はこのゲーセンでは「王者」と呼ばれるほどの有名人だ。太鼓の達人のランキングは全て俺の名前で独占。クレーンゲームなんか俺の手にかかれば全ての景品がちょちょいのちょい、その他あらゆるジャンルのゲームで俺は無双しているのだ。 ここに来れば、いつも仲間たちが迎えてくれる。 そんな毎日を、俺は送っているのだ。 地下にあるゲーセンへの向かうエスカレーターに乗り、今日の予定をざっとまとめる。 「まずは軽く太鼓の達人でギャラリーどもをわかすとするか!」 ゲーセン到着。 「うーっす!」 するとどうだろう。 あっという間にたくさんのゲーム仲間が俺の周りに集まってくる。 ゲーム仲間は俺と同じ学校の生徒だけではない。年上、年下、あらゆる同ジャンルの趣味を持つ仲間たちに俺は慕われているのだ。
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