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「おばさんにあんな口のきき方したらだめでしょ!!」
「うるせーな。てかなんで勝手に家くんだよ。」
あぁーまた始まったよ。といった感じで後ろにいる賢哉が笑っている。
「もうやめとけ、雄平、美空。」
「「うっさい!!」」
やれやれといった感じでため息をつく賢哉。
その間にもあーだこーだと言い合いが止まらない。
「夫婦喧嘩もその辺にしとけ。」
「「誰がこんな奴と夫婦になるか!!!」」
仲の良いこって、ほんとに。
賢哉はそう言って手を振る一成、雄二、咲、千鶴子に手を挙げた。
「また朝から夫婦漫才?」
千鶴子が長い髪を揺らしながら歩く。
「あほやな、ほんまに。」
雄二も苦笑いを浮かべる。
「食べながら歩かない!一成!」
咲は、バナナを食べながら歩く一成を叱る。
当の本人はバナナを口いっぱいに頬張り何を言っているか分からない。
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