第3話

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「ただいまじっちゃん!」 ギルドの扉を勢いよく開けてナツ、ハッピー、ルーシィと少女は建物内に入る。 ナツはいまだに目を覚まさない少女を抱えたまま、ギルドマスターのマカロフの元へ駆け寄る。 「ナツ、その子はどうしたんじゃ?」 ナツの腕に抱きかかえられた少女に目をやり様子を見るように伺う。 「それが、クエストいってたときに森でさまよってるのをみつけたんだ。そのあとすぐに倒れてルーシィたちと診療所にいったんだけど、魔法が関係してるからそういう人に診てもらえって」 「ふむ…なるほどな。わしも一度みてみようかの。ベッドのあるところに連れて行って寝かせてあげなさい。」 そういって保健室のような部屋へと連れて行き少女を横にする。 「マスター、この子のお腹に花のようなものがめり込むように咲いていて…」 ルーシィは少女の服をめくりマスターに見せる。 「…!」 その花は白く少女のこぶしくらいの大きさだったが、少し紫色の斑点が見られる。 それはわずかながらに禍々しさを感じた。
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