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「ふむ…やはり魔法がかかっておるのぉ。おそらく一時的には止められるはずじゃが…」
そういうとマカロフは一度部屋をでて図書館へ行った。
書物で見覚えがあるようだった。
「よかった…マスターにも心当たりのある魔法みたいで…」
ほっと一息つくルーシィ。少女を眺め、安堵のため息が思わず漏れる。
ナツもハッピーもその後ろでそんなルーシィをみてよかったなと笑みがこぼれる。
「ほれ、みつけてきたぞい。魔法をかけるから少し離れるんじゃ。」
2人と一匹を後ろに下がらせると呪文を唱え始めるマカロフ。
彼の周りに気が渦巻きやがてそれはやさしく少女を包み込み、溶け込んでゆく。
魔法をかけおわると少女は少し安らいだ表情で再び寝息を立て始めた。
「あとはその子の目が覚めるまで待つかの。」
「じゃああたしこの子の目が覚めるまで隣にいるわね。ナツたちは休んできなよ」
「いや、俺たちもいるよ。ルーシィも休めてないだろ」
「大丈夫よ」
そういってナツとハッピーを部屋の外へ出した。マカロフもルーシィに任せたと残しギルドホールへと戻る。
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