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早朝。朝の少しの肌寒さと、木々から差し込む朝日で二人と一匹は目を覚ました。
「おはよう、さ、帰るわよ」
「ん…」
「あい…」
ナツとハッピーはまだ寝ぼけてはいるものの体だけは起こす。
ルーシィの隣に寝ていた少女は昨日であった当初より少しは顔色がよくなっている気がした。
問題ないと確認すると、いつの間にか元気いっぱい(空腹)のナツが少女を抱える。
そして三人と一匹は再び帰路につく。
「なあルーシィ、こいつ街についたらどうすりゃいいんだ?」
「んー、診療所で一応診てもらった方が良さそうなんだけどね…」
歩きながら少女に対する対処を考える。
まずはボロボロの体、異常をきたしていないかを診てもらう必要があるだろう。
その後で回復すれば少女にはいろいろ尋ねなければならない事もある。
そうこう考えて歩いているうちに早くも街へと降りた。
「ついたー!」
「飯だめしーー!!!」
「ちがーう!まずは診療所!!」
空腹のあまり思わず私情にはしりそうにはなるがなんとか踏みとどまって、街の中央にある診療所へと向かった。
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