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「おいルーシィ!報酬受け取ってきたぞ!」
「これでたくさんご飯が食べれるね!」
「あんたたち一日でそれ使うつもりなの?!」
診療所をでてギルドへ報告しに歩いていると先に行っていたらしいナツとハッピーが帰ってきた。
「ま、まあお腹はすいたしご飯にしましょ」
お風呂にも入りたいが何としても腹の虫を抑えたい。
もはや食欲が目に現れているナツとハッピーを放ってもおけないので外食をしに行った。
店につくなりナツとハッピーは自分の大好物に貪るように食らいついた。その目は無機質でもう食べ物のことしか考えてないのがわかるようなほどだった。
それを苦笑いでみながらルーシィも食事にありつく。
しばらくして落ち着いた頃だろうか。
診療所での話を切り出したルーシィ。
「ナツ、あの女の子の事なんだけど……」
「ふがっ?」
落ち着いても食べる手は止まらない。
「あの子、お腹に変な花が咲いてて……」
「なんだそれ」
「お魚だったらオイラが食べてあげれたのに……」
「先生が言うには魔法の可能性も否めないんだって」
「うーん、じっちゃんに相談してみっか」
「あい!」
「そうね」
ギルドマスターマカロフなら何か知っているかもしれない。
長年生き知識にも長けたマカロフ、彼に尋ねるならばあるいは花の正体が分かる可能性もあるのだ。
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