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「そして翌日にゃああん」
「朝に『ヒョウ』が降っていたと思ったら、今は『大雪』かぁ。
大地を真っ白に染め上げているわん」
「あっ、ミーにゃん。
昨日、つい、うっかりしてにゃ。
つけ加えるのを忘れていたのにゃん」
「なにを忘れたわん?」
「『曇り』の中に隠れているのはにゃ。
にゃにも『雨』ばかりじゃにゃい。
実は、『ヒョウ』も『雪』も隠れていてにゃ」
「ふん! 今更いっても遅いわん!」
「こらこら。
ミーナちゃん、どこまでいっても、予報は予報。
なのに、そんなにカリカリしちゃってどうするの?
長い目で、もっと優しく見守ってあげたら?」
「うわっ! なんの前触れもなく、イオラが現われたわん!」
「ところによっては、イオラにゃんも現われるのにゃん」
「すっごいじゃない、ミアンちゃん。もう完璧よぉっ!」
「ええとぉ……。
ねぇ、ミアン、イオラ。最後のそれって、天気予報わん?」
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