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「じゃあ朝ご飯、リビングの机の上に置いてあるから。今日はゆっくり休みなさいよ」
トントンと階段を下りていく音がする。
神藤は何も答えずに、ベッドの上で布団に包まっていた。
――先程見たニュースが信じられず、とても学校どころじゃなかった。
あの金髪の少年……。
テレビに映っていた容姿を思い返す。
余りもの衝撃にじっくり見ていなかったので、もしかしたら違う少年かもと思い、慌てて携帯を手にする。
今やネットで何でも分かる時代。
調べればこのニュースのことも、あっさりと出てきた。
被害者の少年の名前と、顔写真。
同じ人物に苦く顔を顰めると、神藤は携帯を放り投げた。
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