第2夜 ー新人ー

4/14
前へ
/1020ページ
次へ
 考えないようにすればする程、考えてしまう。  この不可解な出来事のきっかけは『ナイトメア』と言うアプリのせいだったが、神藤の頭の中からはすっかり消えていた。  少年を殺した夢のおかげで、寝た気分にもなれず。  起きてからもずっと、気の張った状態でいた為、神藤は肉体的にも精神的にも、疲労困憊していた。  いつしか朝は夜にと変わり、意識が薄れていく。  体育座りをしていた体がベッドの上に倒れた時には、夢の中へと旅立っていた。
/1020ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1953人が本棚に入れています
本棚に追加