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「……感じます?」
「――ッ」
指の代わりに舌で胸の果実を捏ね上げる。
密着した下肢の間で多紀さん自身が力を持ってくるのを感じて、
ほくそえんだ。
男はこういうところが分かりやすい。
なおも舌先で突くように愛撫すると、
床に爪を立てていた彼の腕が縋るような仕草で俺の背中に回った。
思っていたよりも……快楽に従順な身体。
色づいてきた胸の果実を舐め上げながら、
多紀さんのスラックスを下着ごと引き摺り下ろす。
自分と同じ器官を目の前にして、
躊躇ったのはほんの一瞬。
屈みこむと彼が驚いた声を上げた。
手よりも唇の方が、
彼を堕とすには効果的だろう。
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