第4章
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「ね、 言って……俺が欲しいって」 でないとこのままだよと、 手の動きを止めて耳朶に囁きを落とす。 「――っ」 いやいやとかぶりを振った髪が床に散る、 固く瞑った多紀さんの目尻から、 透明な雫が尾を引いた。 「……言って」 熟れきった先端を親指の腹で撫でると、 手の中の多紀さんがひくりと痙攣した。 「ね……お願い」
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