最高のごちそう

6/6
前へ
/16ページ
次へ
「じゃあ、もう一度言うから、今度こそちゃんとYesって言って。ヒナ、俺と結婚してください」 「はい。頑張って美味しい料理を作れるようになるから、こちらこそ一生そばにいさせてください」 公園の親子連れや通りすがりのおばちゃんたちに拍手される中、ハルは私をギュッと抱きしめてくれた。 「それは嬉しいけど。……俺にとっての最高のごちそうはヒナだから、結婚したら毎日食べさせてね」 そんなハルらしくないセリフを耳元で囁いて。 END
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

163人が本棚に入れています
本棚に追加