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「じゃあ、もう一度言うから、今度こそちゃんとYesって言って。ヒナ、俺と結婚してください」
「はい。頑張って美味しい料理を作れるようになるから、こちらこそ一生そばにいさせてください」
公園の親子連れや通りすがりのおばちゃんたちに拍手される中、ハルは私をギュッと抱きしめてくれた。
「それは嬉しいけど。……俺にとっての最高のごちそうはヒナだから、結婚したら毎日食べさせてね」
そんなハルらしくないセリフを耳元で囁いて。
END
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