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さて、話を戻していこう。
私は包みこみで最初の一口。
うまい。うますぎる。
肉の旨みが白米に溶け込み白米の甘みを倍増させやがる。
二口目も三口目も包みこみで食した。
うますぎる。
?
危ない。危うくいつもの罠にハマるところであった。このまま最後まで攻め続けていたら自爆するところであった。
包みこみには圧倒的に米の消費量が少ないことがデメリットであり、つまり、白米全て食べ終わるまで肉の大量消費が伴うということである。
肉をその分頼めば?というど素人がいるが玄人の私から言わせれば大バカ者である。
肉を注文してから出てくるまでの時間。出てきてから焼いている時間。その時間で白米は冷えてしまう。そうなればこれまで積み上げてきたプロセスが水の泡である。
だから私は包みこみだけでなく追いや逆追いを駆使し、白米の量を調整しなければならない。
もちろんいうまでもないが最後の一口は包みこみでいただく。包みこみ主義者のプライドとでもいっておこう。
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