とかけてプロポーズの告白にゃん!

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「めったに口にしにゃい」 「当ったり前わん。っていうか、ダメだわん」 「ミーにゃんもそう思うのにゃ。  まぁ極上の美味ともにゃればにゃあ。  どうしたって、脂肪と糖がついて回るもんにゃあ。  どちらも美容には大敵。  摂りすぎとにゃれば、病へとも繋がるからにゃあ」 「違うわん。アタシがダメっていったのはプロポーズの告白のほう。  あれって、めったらやたらとやるもんじゃないわん。  性格が疑われるわん。軽薄で尻軽な女の子と思われるわん」 「にゃら、ウチは慎重派にゃん」 「どうしてそうなるわん?」 「ミーにゃんにゃから、恥を忍んで打ち明けるとにゃ」 「えっ。なになに?」 「ウチはにゃ。お尻が、まぁにゃんとも重いのにゃん」 「ぷっ。……あのね。そんなの誰だって一目見れば判るわん。  ……っていうか、それとこれとは話が」  ちょんちょん。ちょんちょん。 「でもね、ミーナちゃん。ワタシは軽いけど、軽薄でもないし、尻軽でもないわ」 「イオラ……。あぁあ。まぁたややっこしいのがひとり現われたわん」 「ミーナちゃんも同じよ。だから、そんなに自分を非難しちゃダメ。判るわね」 「えっ? 別にアタシは……」 「身体が小さいし、軽いからといって、  自分を軽薄だの、尻軽だのって、ののしる必要はさらさらないの。  もっと自分を大切に。自分に自信を持ちなさい」 「ええと、なんか……、  話がまるっきり違う方向に進んでいるような……よぉし!」  びしっ! 「ミアン、イオラ。ここではっきりというわん。  アタシはね。自分を軽薄とも尻軽とも思っていないわん!」 「ふにゃ!」「はっ!」 「イオラにゃん。今の聴いたにゃろう?」 「ええ。あの子がやっと改心してくれたわ」 「ウチらの説得が功を奏したのにゃん」 「あの子が生まれて、はや二百年。苦労の甲斐があったわ」 「にゃんという感動にゃん。  こんにゃ日がウチの生きている間に訪れてこようとはにゃあ」 「ミアンちゃん。ここは是非とも、アレをやるしかないわね。  それじゃあ、親友のミアンちゃんから」 「生まれ変わったミーにゃんに、ばんにゃあい!」 「ワタシの可愛い造り子に、ばんざぁい!」
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