第18任務 ディス子さんとネコ

3/3
前へ
/39ページ
次へ
「逃げられてしまった…あんなにかわいいのに…んふぅ~…」 「今までで一番悔しそうですわね、お姉さま…」 地球の小動物くらい簡単に捕まると思ったのだ。連れて帰ってもふもふしたかった。エサをあげたかった。 「まあまあ、お姉さま。猫など家の周りにもたくさんいるでしょうし、また見掛けたらかわいいがってやってくださいな。」 「そうだな…うん、帰ろう。今日はたくさんの収穫があった。ネコチャンには引っ掻かれてしまったが…」 まあ、よしとしよう。それにしてもあのネコチャンとやら、家の周りにもたくさんいるのか。たくさんなのか!た…楽しみだ…。 「にへら~…」 「お姉さま!また顔がだらしない事に!」 よいではないか。いやはや、早速この事を報告書にして大佐にお伝えせねば。 「それと、ネコチャンでなくて正式にはネコですわ。ちゃんは愛称ですの。」 「そうなのか?まあよい。地球には素晴らしい生き物が生息しているのだな。この事もしっかり報告書に…」 「お姉さま!報告書ご自分でなさるんですの!?やめてくださいまし!わたくしの仕事が増えてしまいますわー(汗)」
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加