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「逃げられてしまった…あんなにかわいいのに…んふぅ~…」
「今までで一番悔しそうですわね、お姉さま…」
地球の小動物くらい簡単に捕まると思ったのだ。連れて帰ってもふもふしたかった。エサをあげたかった。
「まあまあ、お姉さま。猫など家の周りにもたくさんいるでしょうし、また見掛けたらかわいいがってやってくださいな。」
「そうだな…うん、帰ろう。今日はたくさんの収穫があった。ネコチャンには引っ掻かれてしまったが…」
まあ、よしとしよう。それにしてもあのネコチャンとやら、家の周りにもたくさんいるのか。たくさんなのか!た…楽しみだ…。
「にへら~…」
「お姉さま!また顔がだらしない事に!」
よいではないか。いやはや、早速この事を報告書にして大佐にお伝えせねば。
「それと、ネコチャンでなくて正式にはネコですわ。ちゃんは愛称ですの。」
「そうなのか?まあよい。地球には素晴らしい生き物が生息しているのだな。この事もしっかり報告書に…」
「お姉さま!報告書ご自分でなさるんですの!?やめてくださいまし!わたくしの仕事が増えてしまいますわー(汗)」
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