第20任務 ディス子さんとバス

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ピンポーン!(呼び鈴の音) 「まあ、ねのさんじゃありませんの。今日はいかがなさいまして?」 「うんとね、バスで街の手芸屋さんに行くの。ジュラルミンちゃんもどうかなって。えへへ…」 これはいい機会ですわ。街の調査にあたってよい道案内になりますわね。 「そういう事でしたらお供いたしますの。ちょっと待ってらしてね。」 …数分後… 「…で、ディス子さんも一緒なの…?」 「うん?私がいては不都合か?」 なのさんが怯えていますの。そういえば、ねのさんはお姉さまを怖がっておりましたわね。 「大丈夫ですわ、ねのさん。こう見えて割りとかわいらしい方ですから。」 「そ…そうなの…?」 かわいいと聞いて、ねのさんの警戒心が少し解けたようですわね。お姉さまの方をチラチラ見ておりますわ。 「どうした?ジュラルミン、ねの。街へいくぞ~。」 お姉さまが機嫌良さそうに歩いて行きますわ。それを見たねのさんはクスリと小さく笑っておりますの。 「お姉さま~お待ちくださいな。あちらのバス停からバスに乗りますわよー!」
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