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ピンポーン!(呼び鈴の音)
「まあ、ねのさんじゃありませんの。今日はいかがなさいまして?」
「うんとね、バスで街の手芸屋さんに行くの。ジュラルミンちゃんもどうかなって。えへへ…」
これはいい機会ですわ。街の調査にあたってよい道案内になりますわね。
「そういう事でしたらお供いたしますの。ちょっと待ってらしてね。」
…数分後…
「…で、ディス子さんも一緒なの…?」
「うん?私がいては不都合か?」
なのさんが怯えていますの。そういえば、ねのさんはお姉さまを怖がっておりましたわね。
「大丈夫ですわ、ねのさん。こう見えて割りとかわいらしい方ですから。」
「そ…そうなの…?」
かわいいと聞いて、ねのさんの警戒心が少し解けたようですわね。お姉さまの方をチラチラ見ておりますわ。
「どうした?ジュラルミン、ねの。街へいくぞ~。」
お姉さまが機嫌良さそうに歩いて行きますわ。それを見たねのさんはクスリと小さく笑っておりますの。
「お姉さま~お待ちくださいな。あちらのバス停からバスに乗りますわよー!」
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