ホーンテッドそば屋

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 真昼だというのに薄暗い庭を通ってのれんをくぐると、作務衣を着た白髪の老人がお出迎え。  かと思ったら、よく見れば等身大の肖像画だった。  店の入口にそんなものを飾るなんて、悪趣味この上ない。  肖像画の前を通りすぎるとき、目がこっちに動いた気がしたのは気のせいに違いない。
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