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やっと眠って、目覚めたのは10時すぎ。空腹を感じて、ゆっくりとベッドから起き上がった。
バスローブを持って、シャワールームに行って。
手早く身支度を済ませたところで、私はランチを作り始めた。
来週もCLUB edgeに行くならば週末に勉強を済ませておきたい。そう考えながら料理をしていると、春香が眠そうな顔でキッチンに現れた。
「おはよ、亜希。」
「おはよー。眠そうね、春香。」
聞けば、昨日は結実、紗央莉とパブで飲んでいたらしい。私も誘おうと思ったが、勉強している様子を見てやめたらしい。
「あ、STUDENT dayの日はごめん。紗央莉たちのとこに泊めてもらったんだって?」
「うん、全然パートナー見つからなくて。飲みながら踊ってたらお酒まわっちゃって。」
そう言いながら、春香は鍋の中身を覗き込む。
私がギルと2人で抜け出したことは、どうやら春香も気付いていなかったようだ。
秘密を作ることは少し気が咎めたが、17歳のギルと抜け出したことは言い出しにくかった。
私はリゾットを2人分お皿によそって、春香に勧める。ゆったりと早めのランチを済ませて、私は街に出掛けた。
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