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彼の熱の塊は、しなやかでーー比べてはいけないけれどーーユウジのそれよりもずっと質量も長さもあった。ユウジが達したことのない深い位置に、ギルの熱の塊が当たる。
私の口からいやらしい声が漏れる。恥ずかしいのに、それでもギルの熱が欲しくて動き続けた。
胸の突起を少し強めに擦られて、私は思わず小さく達してしまった。繋がった部分がヒクつく。
「Give me more.」
もっと欲しい、そうギルは呼びかける。私は飛びそうになる意識を必死で引き止めて、奥まで届く快感を貪った。
ギルはまた声を漏らして身震いした。私の動きで、彼が達したことに何とも言えない充足感が広がった。
離れたくなくて、繋がりを解かずに、ギルの胸元に顔を埋める。速い心音が聴こえる。
「Are you alright?(大丈夫?)」
ギルが私の背中に腕を回して聞く。私の心音も、ギルと同じくらい速かった。
頷くと、ギルは微笑んで、ゆっくりと塊を引き抜いた。与えられた快感を全て放出していなかった私の身体は、その動きだけで掻き乱された。
そして自分の中に沸き上がる、熱を求める気持ちの強さに戸惑う。
体勢を変えて、ギルは私を背中からすっぽりと抱きしめた。
「I don't know how to express my feelings. (どうやって私の気持ちを伝えたらいいかわからない。)」
私は、自分がどれだけ気持ちいいかを伝える言葉を知らないことを悔やんだ。
ギルは笑って、身体をさらに寄せてきた。
「Now, it's your turn.(次は君が気持ち良くなる番だよ。)」
そういって、私の胸の突起を指で弾いた。
「ひゃあ!」
思わず声を上げたら、後ろから含み笑いが聞こえた。振り返って抗議しようとしたら、ギルの手が下腹部に伸びた。優しく円を描きながら、蕾に触れる。
それを合図に脚を少し開くと、熱い塊が押し込まれた。
「You can use your own language. (君の知ってる言葉でいいから。)」
そう言うと、ギルは熱の塊をゆっくりと動かしながら胸と下の蕾の愛撫を同時に続けた。
「あぁん!……気持ちいいよぉ……」
「You mean good?(気持ちいいってこと?)」
私は何度も首を縦に振り、シーツを握りしめた。
背中から何かがせり上がる。息をするのを忘れるくらい、強い快感が迫る。
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