第1章

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 それに彼女がバイトを していないことも知っている。 そして普通のバイトなど 出来ないだろう性格だということも。  マサユキのあまりにしつこい追求に 彼女もついに根をあげた。 真実を知ったマサユキは逆上し彼女の頬をぶった。 それには彼女もキレた。 彼女にも言い分はあった。 車ばかりにお金をかけて、満足にデートも出来ないのは、 そもそもマサユキのせいなのだ。 原因は彼にあって自分にはすこしも非はなく、 ぶたれるような理由はないと彼女は思っていた。
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