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「諒……大好き。」
明日香の要求で、諒はベッドに仰向けになった。
諒の胸に舌を這わせる明日香は、乾かした長い髪をひとつにまとめていた。
「っ……はっ……」
諒は明日香の動きを身体全身で感じていた。
欲しい場所に欲しい刺激が与えられる。諒の反応を伺いながら、明日香は諒の身体に唇を落としていった。
先ほど達したばかりなのに、諒の熱の塊は再び反応を示していた。明日香はそれに跨り、自らの秘部を擦りつけるように動かした。
「……諒、気持ちいい?」
諒は声を出せずに何度も頷いた。先ほど少し指で触れただけの明日香の秘部は、熱く潤ってぬかるんでいた。
「……諒は私に逢えない間、寂しかった?」
明日香が色を宿した表情で、諒を見つめた。
「もちろん……寂しくてずっと明日香のことを考えてた。」
それを聞いて、明日香は嬉しそうに笑った。
「良かった。私も寂しかったの。……他の人と話してるの見て、モヤモヤして。悩んでるところにクレヴァンさんから気持ちを伝えられて……。諒が大好きなのに、それをハッキリ言えない状態が苦しかったの。」
「……だから結木先輩に相談してたの?」
明日香は少しだけ驚いた顔をした。
「ごめん、偶然見てたんだ。喫茶店はいるの。何にもないのは分かってたけど、それでも気になってて……」
「そうだったの……私もごめんね。」
明日香は申し訳なさそうに目を伏せて、諒にキスをした。
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