Epilogue

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「痛い?痛いならやめるから。」 「違うの……んっ……あぁっ……痛くないっ……怖いのっ……」 おそらくこんな状態になるのは初めてなのだろう。明日香は身体を捩って快感の渦から逃げ出そうとしていた。 「怖くないから……明日香のイク姿、たくさん見せて……」 そう言って、諒は呼吸が荒くなっている明日香の身体に覆いかぶさった。 感触を確かめながら、再び自身の熱の塊で明日香の最奥を揺すっていく。 「明日香……愛してる。ずっと俺と一緒に居て……」 息が乱れて返事が出来ない明日香の瞳から、涙が溢れていた。何度も何度も達している明日香は、理性が完全に無くなって、もう本能のまま快楽に反応していた。 ーーずっとしてたいけどもうやばいかも…… 諒は明日香の胸の突起に左手を伸ばした。それを摘むように刺激し、クッションと腰の間に右手を挿し入れる。 繋がりの上にある小さな蕾に少しだけ刺激を与えた。 「やぁぁぁ……!」 明日香は全身に電流が走ったように反応した。諒がそのまま中を刺激すると、内部が波打つ動きをして、諒の熱が締め付けられた。 「あっ……イクっ……!」 ようやく白い熱を放ったあと、明日香を見ると荒い息のまま脱力していた。
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