midnight

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「想い出です…ベイブリッジの上から飛び降りるのが一番なのは百も承知なんです…でもいい想い出があるんです、首都高速神奈川6号川崎線に…だからその想い出に浸りながら飛び込めたら…」 「高速道路に想い出?」 「はい…昔、彼女と川崎線の非常駐車帯に車止めてよく…」 「もしかしてカーセックスしたんか?ぎゃはぁはぁはぁはぁぁぁ」  ど、ど、どうして?な、なにをこの人突然言い出すんだ… ミッドナイトはそう言って、腹を抱えて杖で床を叩きながら笑いが止まらない。 「違います!してません!」  な、なんて下品に笑うんだ…この人 「そこから羽田空港がよく見えるんですよ、飛行機の離発着を見ながら…」 「カーセックスしたんやろ?ぎゃはぁはぁはぁはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」 今度は首を上下にふりながら爆笑して、椅子から転げ落ちる寸前だ。  な、なんなんだよこの人 「あ~可笑しい、死んだんか彼女?それで自殺か?」 「し、死んでませんよ!なんて事言うんですか!どこかで…きっと、多分…幸せに暮らしてる…はずです…」 「ふられたん?それで自殺か?情けなぁ」  この人イカレてる…完全に僕の事を馬鹿にしている…あの恵比寿の霊媒師、ここに来ればミッドナイトが全てを解決してくれるはずだなんて… 「女にふられた位で自殺って、みっともなくねぇか?」 「だからそれも違いますって、彼女の事とは一切関係ありませんって!」 「じゃぁ、なんだよ原因は、それをとっとと言わんかボケ!コラァ!」  あぁ…あぁ…あぁ…今度は逆ギレだ…へんな関西弁といい、顔に書いた骸骨のペイントといい一体全体どうゆうキャラ設定なんだ… 「は、罪を犯してしまいました…自分はしてはいけない事をしてしまいました…」 「なんや、人でも殺したんかぁ?」
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