黄泉の国へ

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カチカチカチカチカチカチ… なにやらローブのようなものを着た青い髪の人物があぐらをかいて格ゲーをしていたのだから 「おらくらえス◯リュー◯ッパー!!!!」 死神「……ダークウィップ」 パシーン! 「ぎゃ!!」 ズザザー なにやら床から黒い触手のようなものが現れ格ゲーをしていた人物をひっぱたき数センチ先の方に吹き飛ばした 「いたたた、こらミュウいきなりお父さんをひっぱたくとは何ごとか!」 ミュウ「ノックをしたのに全く応答しない方が悪い、そう思いませんか冥府神様?」 ……何だろう顔はニコニコと笑っているのに後ろにどす黒いオーラが見える 冥府神?「うっ、すまん」 そう言うと冥府神?はゲーム機とテレビの電源を切ってゴホンと咳払いをした後こう言った レイ「初めまして斉藤 翔殻君、私はこの黄泉の国を統べる王冥府神シャドー=レイだ、レイと呼んでくれ」 爽やかな笑顔を浮かべてそう言う冥府神…もといレイ、容姿は簡単に言うと少女マンガに出てくるようなイケメンと言った感じだ 翔殻「ではレイさん、ちょっと俺の質問に答えてくれないか」 レイ「うん、いいだろう」 翔殻「何故俺をここ(黄泉の国)に呼んだ?」 レイ「その事なんだが……」 レイは「ふぅ」と深く息を吐くとこう言った レイ「実は最近天界の奴らがとある世界に異変が起きて調律が乱れる恐れがあると言っていたんだ、 しかし私を含めた神々はよほどの事が無い限り下界に降臨できない、そこでその世界と相性がいい魂を持つ人間を探していた時に君を見つけたのでこちらに来てもらったと言う訳だ」 翔殻「なるほどね、それで具体的に俺に何をしてほしいんだ?」 レイ「君には調律者としてその世界に降臨して異状を感じたらその原因を排除してもらいたい」 翔殻「……これから行くことになるかもしれない世界について教えてくれないか」 レイ「了解。世界の名は『フォルクス・ガイア』創作物なんかでよくある魔法や精霊、魔物といったものが存在する中世ファンタジーのような世界だ」 魔法・精霊・魔物か……………ん?魔物?
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