『突然のプレゼント』

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「もちろん良いよ、いつも陽菜と仲良くしてくれているみたいだからね、そのお礼。遠慮しないでもってって」 「ほんとにこんなに貰っちゃって良いんですか? あたしなんてただ単に陽菜と友達だっただけなのに、そんなあたしが翔さんのCDをこんなに頂けるなんてなんか申し訳ないです」 まさかのプレゼントに嬉しさを隠せない二人。 「ところでプレーヤーは持っているかな? なければあげるけど。最近はデジタルオーディオとかに入れて聞いている子が多いからCDプレーヤーで聞いている子なんていないかな、今ではサブスクなんてものもあるしね、由佳ちゃんはどう? CDプレーヤーなんて持っている?」 「はい、家に古いプレーヤーがありますしパソコンでも聞くことが出来ます。それにデジタルオーディオも持っていますので」 「そう、それじゃあいいね」 「陽菜はどう、やっぱり病院暮らしじゃないかなぁ?」 「そうねぇ、せいぜいラジオが良いとこね、それに病室にあまり荷物になる物置いておけないし」
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