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やっぱりそういうことだったか。
「エネリ、これは一体?」
いきなり目の前に現れた足跡に困惑しながらもアリアが訪ねる。
兵士達も状況を判断できない。
「これが怪盗STの足跡。これを追えば犯人を見つけられる。」
足跡が続く方向。
玉座の四方に立つ警備の兵士、そのうちの1人のところで途切れていた。
その場にいた皆がその兵士の方を向く。
「あなた、ちょっとよろしいですか?」
アリアが兵士に訪ねる。
すると兵士がいきなりその場から逃走を始めた。
すかさずエネリが回り込む。
兵士はすかさず体を反転させ振り返る。
アリアは振り向き様の兵士の顔面にバイシクルキックを決める。
兵士はその場から吹っ飛び、意識を失ってしまった。
それと同時に兵士は光に包まれ、姿を変えた。
「これは…。」
兵士だった者は黒ずくめの女性へと姿を変えた。
「オリビア、これは一体?」
「詳しいことは彼女が目を冷ましてからにしましょう。」
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