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「オリビア、会議だって。」
振り返ると私と同じローブを羽織った少年が私の元へとやって来た。
少年とは言ったがその顔は幼いながらも女性的で、少女と言っても良いほどだった。
この子はエネリ。
とある旅先で一人でいるところを見つけ、私の弟子として引き取ることにした。
彼を連れて帰ってきた際は大臣方からは良くない顔をされたが、国王は認めてくれたので大臣方も渋々認めざるを得ない形となった。
しかし蓋を開けてみれば、私より仕事が早いとかで逆に私の方がお払い箱となってしまった。
まあ、そんなことはどうだっていいか。
「早く行こうよ、会議室。」
「ああ、はいはい今行く。」
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