冒険の始まり

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   色鮮やかな花が咲き乱れ、樹々が息吹き、凛とした静寂な空間に1枚の紙が落ちている。 『No.3 ここには決して入ってはならない。人間の踏み入る場所ではない。全てが間違っていたのだ。ここは――』  走り書きの文字はこれだけ。  いや、読むことができるのはこれだけ。  薄汚れて千切れた紙からは、これだけしか解読できない。
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