君と僕

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僕らはネットゲームで知りあった。 初心者だった頃の僕を助けてくれたのが始まり。 よほど課金しているのだろうか。アバターの見た目もとてもかっこよくて始めたばかりの僕の憧れになった。 彼のアバター名は「キール」 僕のアバター名は本名の榎戸 ルカからとって「える」 キールは一緒にレベル上げしたりクエストを手伝ってくれたり、少し強いボスモンスター倒しに行ったり かと思えば一日中雑談したり… このゲームを初めてから毎日が楽しく過ごせた。 実のところお互い学生で、だけどお互い学校へは行っていなかった。 理由はお互い話さない これが二人の気を楽にさせてたのかもしれない。 つい最近知り合ったフレンドさんにギルドに入らないか?っと誘われた。 今までソロで遊んでいたけど新しい環境に身を置いてみるのもいいかもしれない。 そう思い二つ返事で「イエス」と答えた。 ギルドではビデオチャットしながらダンジョンへ行ったり、巨大モンスターを倒しに行くようだった。 そうすることによりチャットよりも連携が取れるからとフレンドさんは言っていたけど 「でも…」 ビデオチャットの設備がないのいろいろ理由をつけて断っていた。 本当は顔を見られたくないからだ。 キールにそのことを話した。 キール「ギルドに入る時は内状を知るためにはじめは体験だけしたりするものだが。それを怠ったお前が悪い。」 える「うう、ごもっともだよ…。でもフレンドさんがせっかく誘ってくれたしまだ2週間しかいないのに抜けるのも…」 キール「ネット世界って言っても相手は生身の人間だしなぁ…。無理に合わせる必要もねぇと思うけど。」 える「今度ちゃんとビデオチャットは嫌だって言ってみるよ。」 ギルドチャットでその旨を伝えようと思いギルドチャットに加わる。 える「こんにちはー」 アイス「あ、えるさんこんちゃ!」 える「アイスさん、こんにちはです!」 ヤマ酒「えるさんえるさん、今度オフりません?」 アイス「今その話してたのー!えるさんいっつもログインしてるとこから見て暇っしょ?w」 ヤマ酒「アイス失礼ww」 える「あ、えっとオフ…?」 xia「オフ会、リアルで合うってことだよ。この間えるさん〇〇住んでるって言ってたじゃん?近いから会おうよって事になったんだよ。」 ヤマ酒「いつもビデオチャットできなくて寂しいだろうからぜひともおいでよ!」
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