prologue

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その奇妙な店は、会社の帰り道に見つけた 『rencontre』と書かれた看板は綺麗な薄葡萄色で書かれており、どことなくお洒落だなぁと思ったのが第一印象 普段ならその店に足を踏み入れることはなかっただろう だが、その日は何故だろうか 店の雰囲気に惹かれたのか、俺は店のドアを開けた 「いらっしゃいませ」 そう微笑んで声をかけてくれた男性は、俺の顔を見てハッと息を飲んだ ……俺の顔になにか付いていたのだろうか そう思ったもつかの間 「……先輩…?」 そう震える声で呟いた
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