5人が本棚に入れています
本棚に追加
今までに味わったことのない、
とろりと重い快感が下肢から身体を呑み込んでいく。
ぴちゃぴちゃと立つ水音が聴覚を犯す。
太腿の内側に青羽の熱い息を感じた。
達しそうになるたびに根元を指で締め付けられて、
過ぎた快感が苦痛に変わってくる。
「指、
増やすよ」
声と同時に、
長い指がもう一本入ってきたのを感じた。
最初に感じた圧迫感はすぐに愉悦に変わった。
ゆっくりと出し入れされる指。
その爪先が体内を滑るたび、
瞑った瞼の裏に極彩の色が躍る。
「……ッ」
昂ぶりの下の弱い器官を彼の唇に含みこまれて、
思わず腰が浮いた。
歯を立てるような愛撫に体内が収縮する。
最初のコメントを投稿しよう!