第3章

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その後のことは、 よく覚えていない。 体内を抉り続けていた彼自身がいつ出て行ったのかも、 力の入らない身体をいつタオルケットに 包み込まれたのかも。 ――すき。 眠りに呑み込まれていく意識の中で、 優しく落とされた言葉だけがいつまでも波紋を広げていた。 >第3話 完結編 に続く
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