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第8話、美少年女装男子美少女
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――ボクは、いつもどおりの朝、いつもどおり登校をし……
そう、いつもどおりにボクが在籍している2年2組の教室へ入って行ったのだった。
――教室内に居るクラスメイト全員へ、ボクは腹式呼吸の大きな声で挨拶をかましてみちゃったりして……
「えへへ……2年2組のクラスメイトのみんな!! おはよう!!」
「うん、おはよう……って? あれ? ねぇ、誰アレ?」
「誰って、知らない人だわよ……あ、えっと、あの……おはよう」
――ああ、良かった。クラスメイトのみんな、ボクに挨拶を返してくれてるよ……
「はい、おはよう……じゃなくて、うーわ! マジで? メチャクチャ可愛くね?」
「あ、おはよう……っていうか、ホントだ。マジ有り得ないんだけど? だって、可愛いなんてもんじゃねぇーじゃん! あんな美少女、ウチのクラスに居たっけか?」
――実はさ、ボクからの挨拶なんてね、クラスメイトのみんなから無視されちゃうかもって心配してたんだよ……
いやはや、そう思ってしまうのはイジメからのトラウマが原因だったりする。
――イジメってね、した方は忘れてもね、された方は、残念ながら……半永久的にキズは消えないもんなんだよ……
「うそ? 有り得ない! メチャクチャ綺麗でお人形さんみたいな女の子みたいな……えっと、あの……おはよう」
「おはよう……うんうん、同感、同感! 歩く綺麗なお人形さんみたいよね」
――だからね、イジメなんてのはね、易々としちゃいけないもんなんだよ……なんて話はオイトイテ……
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