大輝とあたし

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駅の改札に着くと背の高い大きなリュックを背負った浅黒い肌の男が立っていた。 あれだ。 ちゃんと言わないと。 「大輝!」 あたしが後ろから呼ぶと大輝はすぐ振り向いた。 うわっ・・・ 「おー!メグ久しぶり!元気だったか?」 大輝は抱き着いてきた。 ヤバい。 すごくかっこよくなってる。 ヒゲなんか生やしてるし。 「ちょ、やめてよ。こんな人がいっぱいの所で!」 あたしは嬉しいと恥ずかしいの気持ちでいっぱいだった。 「いーじゃん。久しぶりなんだから。」 大輝は抱き着いてあたしを放さない。 そして耳元で 『早くメグの家行ってエッチなことしよ♪』 「え?」 ドキンとした。 強く肩を抱かれて歩き出した。 あたしは胸がドキドキで大輝の手を振り払えなかった。 昔から大輝の少し強引でそして耳元で囁く低い声に何回胸を騒がしただろうか。 どうせ外国でも何人の人と寝たんでしょ? 耳元で優しい言葉囁いて・・・・ そして大輝に何回も騙される。
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