高広の夜の顔

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「店終わるまでいてくれる?」 「えー、どうしようかな。」 あたしは意地悪をした。 高広はソファーに腰をかけていきなりキスをしてきた。 「ん、んん。」 あ、また電気が走る。 「もう、みんなに見えちゃうよ。」 「大丈夫。ここはうちのカップル席だから。影でみんなしょっちゅう、こういうことしてるの。」 高広は首にキスをしまくる。 「ああ・・・ヤリたい。」 「あたしも・・・」 トロンとしてきた。 「じゃあ待っててあげるから仕事して。あと1時間くらいだから頑張って。」 「うん・・・」 高広は渋々立ち上がってカウンターに入った。 ああ、あたしもウズイテ仕方ない。 1時間が長く感じる。 結局あの女の子たちは閉店までいてトイレに立つたびにあたしを睨みつけて行った。 ライバル多い。この店。 今日はたまたま二人しか女の子いなかったけど週末はもっとたくさん高広目当ているかもしれない。 「メグ、お待たせ。」 「え?」 あ、あたし閉店仕度してる間に寝ちゃったんだ。
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