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「俺が守るから。」
「そしたらあの子たちお店に来なくなるよ。」
「それでもいい!メグがいてくれれば!」
高広は強くあたしを抱きしめた。
高広って意外と独占欲すごい・・・
こんなかわいくていい男にこんなにも愛されるなんて。
早く大輝に会って別れよう。
もう来ないでって伝えよう。
アパートに戻ると大輝はもういなくて内心あたしはホッとしてしまった。
「カバンもない・・・」
また放浪の旅に出たか。
携帯は昨夜のあの一回だけかかってきただけだった。
男いるってわかったのかもしれない。
まぁ別れを口に出さないで別れられてよかった。
あたしは部屋の掃除をした。
高広と新しい人生を歩くために。
気分も部屋もスッキリしないと。
あれ?なにこれ?
一枚の写真がベッドの隙間に落ちてた。
手を伸ばして拾うと見たことない外国人の女が写ってる写真だった。
大輝の?
彼女?
彼女いるのにあたしを抱いたんだ。
彼女が今いないから?
あたしを代用に?
許せない。
あたしだってプライドはある。別にあたしじゃなくてもいいってこと?
簡単にヤレるから?
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