矛盾とプライド

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高広はモテるのにあたしを大事にしてくれるし優しい。 大輝はあたしをいつもほったらかしにするくせにどっかよそ見してるあたしを強引に自分の方に向ける。 高広の店に行こうかな・・・・。 あたしが皮肉れていると大輝の仲間の一人が寄ってきた。 「暇そうだね。大輝にほったらかされて。俺のこと覚えてる?」 「え、あ、ああ!高校のときの大輝と仲良かった萩原くん?ヤンキーの!」 「ヤンキーとか言うな(笑)よかった!思い出してくれて。俺は店に入ってきたとき岡本めぐみちゃんだってすぐわかったよ。」 「あー、懐かしい!」 「ホント相変わらずかわいいね。」 「またー!よく言うよ。」 「ホントだよ。あの頃は大輝がいつもメグちゃんと一緒にいたからさ、俺、言えなくてさ。」 「・・・・・・・」 大輝みて! あたし今、誘惑されてる! しかも萩原くん、あの頃のヤンキーと違ってかっこよくなってるし! って・・・・ 後ろ向いてダーツしてるし! あの背中の余裕が頭くる。 ダーツで勝ったらしき髪の長い女が大輝に抱き着いた。 大輝もその女を抱き寄せた。
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