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「・・・・・・・」
「メグ、いつも泣いてたじゃんか。自由奔放なやつとこれからいたらメグも疲れるよ。俺はいつもメグの近くにいるよ。」
「・・・でも・・・どっちにしても高広もあたしも相手とハッキリしないと付き合えないし。今日、こうなってることもまだ受け止められなくて・・・」
「・・・俺は三年前からメグのこと抱きたかったよ。半端な気持ちじゃないってことだけは覚えておいてほしい。」
高広はあたしの手を握った。
あたしは握り返すことがなぜかできなかった。
高広があたしの顔に触ろうとした瞬間、高広の携帯が鳴った。
~♪~♪
携帯に出ようとしない高広。
「なんで出ないの?」
「・・・彼女からな気がする。」
「・・・出ないと変に思われるよ?」
「メグの前で出たくない。あとでかけ直すから大丈夫。」
高広はキッチンに歩いていった。
あたしは今日高広としたことを激しく後悔した。
まだお互い、相手とハッキリしてないうちにこんなことになって。
これじゃただの浮気じゃないか。
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