自業自得

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「ハックシュン!」 「おい、大丈夫か?」 「うん。ズビッ。なんで大輝なんでもないの?雨の中でヤッタのに。」 「なんか平気みたい。それよりもうお前萩原とは会うなよ?」 「うん・・・」 「次、ヤッたら許さないからな。」 「ヤッてないし。」 「うそつけ。あの濡れ方は尋常じゃないぞ。」 「違う!雨だったから!」 「・・・・・・・」 「嘘だと思ってる?」 「・・・・・・・。」 あたしもなんで弁解してるんだろうか。 カバンの中にある写真。 問い詰めるはずだったのに。 雨の中の大輝のあんな顔見たら言えなくて・・・・。 「とにかく俺、職探ししてくる。大人しく寝てろよ。」 「職探し?就職するの?」 「ああ、いつまでもメグに養ってもらうわけには行かないからな。」 「それって出ていくつもり?」 「・・・・・・・」 「・・・・・・・」 「とにかく行ってくる。薬飲めよ。お粥もあるから。」 「うん・・・・」
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