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やばい!昨日お店に行くって言ったのに!
高広に電話しなきゃ!
大輝が出て行ってすぐに高広に電話した。
トゥルルル
トゥルルル
トゥルルル
『もしもし?』
え、女?女の声。
『もしもーし!高広なら今シャワー入ってますけどぉ』
真理?
真理じゃない。
もっとハスキーな・・・
あたしは慌てて電話を切った。
昨日あたしが店行かなかったからだ。
高広はヤケになって他の人と・・・
やだ。
やだ。
嘘でしょ?
あたしがいつまでも宙ぶらりんでいるから!
愛想つかされて?
あたしは急いでタクシーで高広のマンションに向かった。
熱い・・・。
熱が上がってきたのかな。
フラフラになって高広の部屋のインターホンを押した。
あ、もうだめ。
膝から崩れ落ちて
部屋のドアの前に倒れた。
ああ、自業自得だ。
ホントに失いたくないのは
高広と大輝だ。
バチが当たったんだ。
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