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あたしは理と約束をして地下から出してもらった。
眩しい日差し。
あれから何日も太陽を見てない気がする。
あたしはなんとなく大輝に電話をして喫茶店で待ち合わせた。
「メグ?どうしたんだ?この腕。」
「あ、大丈夫。気にしないで。」
縛られた手足には紫のアザができていた。
「メグ・・・」
あたしは震えてアイスコーヒーにミルクを入れることができなくてミルクを落としてしまった。
「あ・・・・・」
「メグ?大丈夫?」
「うん、ちょっと痛いだけ。」
大輝はあたしの手首のアザを優しく撫でた。
そしてアザにキスをした。
「大輝?」
「やり直したい。メグと真面目に付き合いたい。メグを守りたいんだ。」
「・・・だめよ、無理。今・・・なんていうか付き合ってる人いるし。」
大輝は顔を近づけてきて軽くあたしの唇にキスをした。
「あ・・・大輝・・・店の中だよ。」
「大丈夫。客、俺達しかいないじゃん。店主はテレビ見てるし。」
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