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眩しいほどの太陽が……
わたくしの上に昇ってくることなんて一生ないのですわ。
聖時さんのベッドで声を殺して一人で泣いた。
シーツからコーヒーの香りなんて……一切しなかった。
煌人さんを諦めたくて、聖時さんの心を手に入れたいともがくわたくしは……
ドンドン惨めで最低な人間になっていく。
わたくしは……
どうすればよいの?
聖時さんの心が本当に欲しいわけではない。
だからって、煌人さんを手に入れられるわけでもない。
わたくしのフィアンセは"聖時さん"以外には許されない。
わたくしが心を閉ざして……
何も欲しがらなければ、誰も傷つけずにすんだのかもしれない。
……暗闇に流れる星よ。
こんなに自分勝手なわたくしを……
許してくださいますか……?
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