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「俺に対して我慢は要らない。
可能な限りあなたに俺の時間を捧げる。
だから。
絶対に一人で泣かないと、約束して欲しい。」
わたくしは一人ではない。……と。
嬉しさで心が震える。
我慢が出来なくて瞳から涙が零れ落ちる。
それを迷うことなく拭ってくれる煌人さん。
大きくて優しい手がわたくしを広くて明るい世界へと連れだしてくれる。
「……はい」
頷いて煌人さんの手を握りしめた。
わたくしの空に煌々と輝く太陽は明るくどこまでも行く先を照らす。
一歩先さえ見えなかったわたくしの未来。
隣には太陽のように眩しい愛しい人。
欲しいと願った太陽の光は……
ただ熱いだけではなく
優しくて強い。
わたくしは煌人さんの手を取って……
信じて前に進む。
そこにはきっと明るい未来が待っているはずだから───
～～Fin～～
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