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例の店の前にズラリと並ぶ一年生から四年生までの大学生男女、計147名。
真ん中が四年生。
その両脇が一年生。
次が二年生ときて、
群衆の両脇を固めているのが三年生。
そして一番真ん中で指揮を取るのが、何故か3年の、
栗野 恵利加
クリノ エリカ
「悪者を十人とっちめるには、
偽善者が百人は必要だ。
うちら偽善者は147。
に対して、
向こうの悪者は1000人近い。
生きて帰る事は望むな。
生きて帰れたとしても、どのみち死刑だ。
後世の日本の平和に奴等は必要無い。
死んでも構わない。
ただ、
死ぬ前に必ず一人三人は沈めろ。
一年坊もだ。」
『『『『はい!!』』』』
「先輩方も、宜しくお願いします。」
『分かった。』
『任せろ、栗野。』
「それと…
死ぬ気で悪者は潰せ。
だが、
死ぬ気で善人、
つまりあの店の関係者は守れ。
悪者と偽善者は死んでも構わない。
でも、善人に罪は無い。
絶対に死なせるな。」
『『『『『『おうっ!!』』』』』』
「行くぞ!!」
『ぅおぉおおっ!!』
例の店へと向かう靴音が高々と空へ響いた。
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