三行では収まりそうに無い。

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こちらは所詮大学生の集まり。 ピストルなんて猫に小判。 若しくは、 豚に真珠。 更に言うならば、 馬の耳に念仏。 相手は戦闘のプロ。 そして、ピストルのプロ。 ほぼ戦いなんかにはならない… わけでも無かった。 とある一室の扉を開け、 入り口の真ん中を陣取り すぐさま入り口に座っている人間を全て沈める。 その間にも味方は次々に沈められていく。 ここで最初身に付けていた無線が荷物となったため投げ捨てる。 入り口を全て沈めると、 すぐに部屋の四隅の内の一角へと滑り込み、 すぐそこにあった長机を引っ張り盾にする。 そして、近くの椅子を倒し長机の足元も守りそこに座り込む。 この間にも応戦の手は止まらない。 次々と相手を沈めていく。 だが、その倍くらいの速さで味方も沈んでいく。 背中は壁。 左半身も壁。 頭と腹は机と椅子。 全ては護身のため。 自分は最後に逝きたい。 仲間の最期は全て見届けたい。 そして今、目の前で我が国の平和を蝕んでいる奴等の死に様も全て見届けたい。 そう思うが故の行動だった。 これこそが、 栗野が四年生を追い抜かし、長へと昇りつめる事が出来た理由だった。
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