第一章 集団自殺

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俺が自分の能力に気がついたのが 1年前の事。 告白されて、OKをした。 そのことデートもした、そういうこともした。 でも、おかしいと思った 正直に言うと俺は顔はいい方だとは思う 成績だって悪くはない方。 でも、こんなにうまく行くのはおかしい 付き合った事だけじゃない、他にも 最近周りの態度がおかしい。 うまく行き過ぎている。 俺の人生は分かりやすく言うなら 中の中だ、上までは行かない。 でも、満足行く生活だった 中学も割と順調だった。 でも高校に入ってから怖いくらい順調だった。 そしてこれが偶然ではないことに 気づいたのは、付き合っていた彼女に 別れを告げてからだった。 「分かりました、死にます」 彼女の変化に俺は、気づけなかった 敬語に変わっていた事も 彼女が俺のために色々な事を諦めていたことも。
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