第一章 集団自殺

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それから俺は、いい人や味方にしたい人 とは目を合わせ支配し、嫌いな人も同様に 目を合わせ支配し、要らなくなったら捨てる。 この繰り返しだった、捨てると言っても この時はむしろ捨てるは良い意味だった気がする。 俺が一言 「要らないや」 と言えばその人は、この力から開放される。 記憶も残っていないようで、生活に必要な 記憶以外はす出てないため どちらにも被害の出ないむしろ良い感じだった。 それが変わってきたのは、半年前。 一度しつこい女に 「もう、飽きた、要らないや」 と言ったことがあった。 そしたらその日の夜女は交通事故にあった。 幸い師には至らず、軽い骨折で済んだが 俺にはどうしても偶然には思えなかった。
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