第一章 集団自殺

7/8

0人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
しかし、その日から確実に俺は変わった。 人を操り、支配するようになった そしてそれにおかしさや、異常などは 一度も思わなかったのだ。 むしろそれを、快楽とすら感じ どんどん心は満たされていった。 そしてそんなことを繰り返しているうちに 1人、2人と自殺者が愚かにも出てきた。 もちろん自分のせいなんて 少しも思わない。 むしろ俺にとってはこれが至って 正常なのだから。 だから、あの集団自殺の報道を見た時は お腹が痛くなるほど笑った。 テロとか、陰謀とかw馬鹿だ。 そんなに難しいことじゃない。 ただ一言、言っただけなのだから。 「もう、飽きた、要らないや」 とそう。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加